大トロを食べて「過ぎたるはなお及ばざるがごとし」を実感する
ごきげんよう。ダイナです。
今日は家族と一緒に回らないお寿司を食べに行ったときに、あることわざについて考えた。
それは、「過ぎたるはなお及ばざるがごとし」だ。
そのお寿司屋さんには「本マグロ三種」というメニューがあって、本マグロの赤身、中トロ、大トロが一貫ずつ一皿で味わえるというものだった。
僕は中トロが大好きだから最後に食べようと思い、赤身から食べ始めた。
「うん、うまい」
安定したおいしさだ。赤身と言ってもすこしうすいきれいなピンク色をしていて見た目にも美しい。
その隣には霜降りの牛肉を連想させんとする立派な大トロ一貫。
僕はいよいよそいつに箸をのばし、口に運んだ。
「なんだこりゃ、うんめええ」
甘さと重厚な脂のうまみが口の中に広がる。
だが二回三回噛みしめるとすぐに
「うわ、脂っこいな…」
これは二貫食べると気持ち悪くなってしまいそうだ。
その時だ。
「あ、過ぎたるはなお及ばざるがごとしってこのことだ」
節制しすぎるのはつまらないし味気ない。
かといって贅沢のしすぎは居心地悪い。
「ふつうであること」とか「ちょうどいいこと」って大事だし案外難しいんだな。
まあ大トロ程度の贅沢くらいいくらでもできるような人間になりたいけどね。笑