理系東大生ダイナの書評とか。

理系東大生ダイナが書評をしたり日々の大学生活についてつらつらと書いたりするブログです。Twitter→@riketoudaina

東大受験記その1 敵を知り、戦略を練ること

 

 

ごきげんよう、ダイナです。

 

今回は東大受験に役立つ(かもしれない)シリーズの最初の記事を書いていこうと思うよ。

僕自身東大受験に絞った戦略を立てるにあたり、この本にとてもお世話になったんだ。

 

2017年度版 新・受験技法 [ 和田秀樹 ]

価格:1,944円
(2017/2/6 15:36時点)
感想(0件)

戦略を立てるにあたりというより、この本を読んだおかげで大学受験には戦略が必要だということに気づけたって感じかな。

本気で東大を目指すならこの本を読んでみてほしいけど、今回は自分の体験ももとにした記事を書いていくよ。

 

 

大学受験の心構え

 

 高校での勉強は、一般教養を身につけたり大学以降で必要になる知識や考察力を養ったりすることをモチベーションに学ぶことが理想だ。でも進学したいと思っている人はまず大学に受かることが最優先事項になる。

 確かに大学に入ってから高校の時の知識が役に立つことはある。だけどそれも大学に入ってから言えることだ。高校の授業ももちろん大事だが、それと同時に大学受験を突破するためだけの戦略が必要になる。

 教養は大学でも学べる。まずはとにかく受験を突破すること。

 

 

入試システムを調べる

 

 東大受験に限ったことではないけど、志望校が決まったらまずはその大学の入試システムを調べよう。推薦にしろ一般入試にしろ、自分に適した方式で受けることで一歩リードできる。

 特に一般入試なら、日程やセンター試験の使い方、二次試験に必要な科目などはもちろん、最低点まで知っておくことが大事。最低点は後述する戦略を立てるときに非常に重要になる。

 

 

目標点を決める

 

 特に難関大学の入試は、センター試験と二次試験の点数だけで決まることが多い。つまりその年の合格最低点を0.1点でも上回れば合格だ。さらに東大に限って言えば、毎年合格最低点はほとんど一定(理1、理2の二次試験で五割ほどの得点率)。この合格最低点をもとに目標点を決める。

 この時に重要になる考え方は、勝負は合計点で決まるということだ。例えば東大の理2なら二次試験で五割くらい取れればたいてい受かるから、数学120点のうち40点でも英語が120点のうち80点取れれば合計点としてはカバーできる。

実際に僕が目標点に設定したのは以下のような感じ。

  • 英語 85/120
  • 数学 40/120
  • 理科 70/120 (化学40 物理30)
  • 国語 50/80

これで合計245となり五割の220を少し余裕をもって超えている。数学がザコいのは気にしない。この目標点は本番でてんぱって多少取りこぼしても大丈夫なように設定した。

 

 

得意と苦手、上手く付き合おう

 

 先述した目標点は得意苦手により傾斜がつけられている。

よく学校の先生たちはこう言う。

「苦手科目は伸びしろが大きいから頑張ろう」

 それは確かだけど、苦手科目は伸ばすのがそもそも大変だよね。例えば一時間得意科目を勉強するのと、一時間苦手科目を勉強するのでは圧倒的に前者のほうが効率がいい。

 大学入試で合格最低点を合計点で超えるためには、得意科目を伸ばしたほうが手っ取り早いと僕は思う。まあこの辺は各自で考えて戦略を立てるといいね。

 

 

割と長くなっちゃったから今回はこの辺にしよう。

 

ステマとかじゃなく、冒頭の和田秀樹さんの本はぜひ手にとってみてほしい。