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理系東大生ダイナの書評とか。

理系東大生ダイナが書評をしたり日々の大学生活についてつらつらと書いたりするブログです。Twitter→@riketoudaina

『モアナと伝説の海』にいい意味で期待を裏切られた!!※ネタバレ注意です

 

ごきげんよう、ダイナです。

 

公開されたばかりの映画『モアナと伝説の海』、さっそく見てきました!

公開前はCMや予告編を見ていた感じ、そこまで大きく期待はしていませんでした。。

(今思えばなんでそう思ってたのかあまりよく分からないけど笑)

しかし!いい意味でその期待は裏切られることになるのでした。

 

そこそこがっつりネタバレしつつご紹介していくことになるので注意です。

中の人は責任を追いかねますので自己責任でよろしく!笑

 

あらすじは後ろに貼ってあるディズニー公式のリンクからどうぞ。

 

 

 

『アナ雪』『ズートピア』に続く作品

 

モアナと伝説の海』、まだご存知ない方も多いかもしれないね。

『モアナと伝説の海』は、『塔の上のラプンツェル』や『アナと雪の女王』、『ズートピア』に続くウォルトディズニーピクチャーズによる作品で、CGを用いたアニメ映画なんだ。

www.disney.co.jp

 

ピクチャーズとピクサー

CGのディズニー映画と言えば『トイ・ストーリー』や『ファインディング・ニモ』などが思い浮かぶ人が多いだろう。

でも細かいことを言うと、これら二作を含む大半のCGのディズニー映画はピクサーアニメーションスタジオ、『モアナと伝説の海』を含む先に挙げた四作はウォルトディズニーピクチャーズによる作品だから、少し違うカテゴリーの映画なんだよね。まあ、ただ見てる分にはそれほど大きな違いはないんだけど笑。

一つ違いを挙げるとすれば、ピクチャーズの作品は『白雪姫』から始まるミュージカル的アニメの伝統を引き継いでいて、『アナ雪』のようにサントラが売れるイメージ。一方、ピクサーの作品はストーリーや映像美に重点を置いている感じかな。

 

『モアナ』に話を戻そう

というわけで、ピクチャーズ作品である『モアナと伝説の海』は、ストーリーの随所で登場人物たちが歌いだすミュージカル的なアニメなんだ。

物語の舞台はこれまでの『アナ雪』などとはガラッと異なり、ハワイやミクロネシアのような南国感あふれる島々。だから海や空、自然の緑がとても美しく描かれており、ピクサーの『ファインディング・ニモ』シリーズに匹敵するかそれを上回る映像美が楽しめる。

 

『モアナ』の主題は?

また、これまでのディズニー映画はヒロインと登場する男性キャラクターとのロマンスを含むことが多いけど、『モアナ』にはそれがない。本作では、モアナがマウイとの旅の間に成長していく姿により映される「友情」と、美しい海や大地、草木を取り戻すという「偉大なる自然への畏怖と愛」、それと、先祖の旅路を引き継ぐという「自分のルーツを知る」ことがテーマになっていると僕は思う。

その点でも『モアナ』には他のディズニー映画と違う魅力があるね。

 

物語の背景

劇中では島から島を渡りながら集落を広げていくモアナたちの先祖の様子が描かれる。パンフレットによるとこの映画は、オセアニアの島々を渡り生活していたポリネシア人が三千年前から千年の間航海をピタリとやめ、二千年前から再び航海の旅に出たことに着想を得ているそう。その間にどんなことがあったのか想像を膨らませてストーリーができていったんだね。

 

途中からトンデモ展開になる映画は好きじゃない。だけど…

たとえば『バ〇モノの子』みたいに途中で敵が急にめちゃくちゃ大きいクジラみたいになったりする「トンデモ展開」になってしまう映画はあまり好きじゃないんだよね。。アナ雪でも、物語の舞台はあまり文化的に進んでいない感じなのに急にエルサが作り出したロボットみたいなのが出てきて戦ったりする場面は微妙だなと思ってた。

でも『モアナ』は、始めからトンデモ展開といえばトンデモ展開。おばあちゃんが語る伝説はまるっきり神話。でもそれはモアナの世界では実話なんだ。それが終始一貫しているから今回はすんなり見られた。ずっとトンデモ展開ならそれはトンデモ展開とは言わないしね笑。

 

見どころ

 

なんといっても映像美

前にも言ったように、まずは舞台となる島々の自然とそれを取り囲む海の美しさに目を瞠る。流れる水の表現や風に揺れる草木、水中の光による陰影など注目すべきポイントは多い。

この映画はかなり海の上のシーンが多いから、より一層海や空の美しさが目立つんじゃないかな。

 

ミュージカル×アクション

『モアナ』では戦いのシーンが多く描かれている。しかもカニのモンスターであるタマトアとの戦い以外はほとんどが船上、海上が舞台だ。

そのためモアナもマウイもかなりのアクロバットを披露してくれる。

ミュージカル的な構成に加え、のどかな南国でのストーリーのため、これほどアクション的要素を楽しめるとは思っていなかった。ディズニー映画だから家族連れで見に行かれる方も多いと思うが、この歌とアクションの融合は子供にも退屈する暇を与えずに楽しませてくれるんじゃないかな。

これも『モアナ』がいい意味で期待を裏切ってくれた理由のひとつだと思う。

 

ポップな歌

意外にポップな歌が多いのも良かった。

主題歌の「How Far I'll Go」は言わずもがなめちゃくちゃいい歌なんだけど、それ以外でおすすめなのは「You’re Welcome」と「Shiny」だ。

You’re Welcome」はマウイ初登場シーンの陽気でうぬぼれた歌。明るい曲調と感謝の押し売り的な歌詞、戸惑うモアナのリアクションが楽しい。キャストの尾上松也さんもそこそこ歌うまい。

Shiny」はタマトア光り輝く俺かっこいいぜソング。少し怖さを感じさせるメロディーがワクワクする。曲終盤にはタマトアが妖しい色で光り、クラブのような雰囲気を醸す。音楽による聴覚と色彩による視覚の両方で刺激的な場面だ。

 

ディズニーお決まりのギャグとオープニング短編

モアナとマウイとともに冒険する変なニワトリ「ヘイヘイ」。こいつは主に本作中のギャグを担当する。詳しくはぜひ劇場で見てもらいたい。ボケてばっかじゃなくて活躍もちゃんとするから笑。

ところで映画館で面白いシーンのときに他のお客さんも一緒に笑うと謎の一体感が生まれていいよね。同じ感情を共有してる感じがして。まあどうでもいいか。

笑いとともにディズニー映画お決まりのものと言えば本編に入る前の短編アニメだ。

今回は『インナーワーキング』という作品で、擬人化された体のパーツ(器官)が、主人公の人生を楽しくて刺激的なものにしていくんだ。見ていて単純に楽しいし自分も人生楽しもうとポジティブな気持ちになれる。

 

エンディングは圧巻

エンディングはアナ雪と同じパターンで、主題歌の「How Far I'll Go」を、劇中の挿入歌として使われているものとは違ったアレンジとアーティストによるものにしている。

ストーリーが終わりエンディングが流れ出すと、その歌唱力に劇場全体が聞き入っているのが分かる。そのくらいの圧巻な歌声だった。

歌っているのは加藤ミリヤだ。僕は今まで彼女の曲をそれほど聴いてこなかったけど歌がうまいのは知っていた。まあこれほどとは思わなかったんだけど笑。この主題歌は個人的にはアナ雪のMay.J以上のクオリティだと思う。加藤ミリヤは女子高生のカリスマなんて言われることもあるみたいだけど、まあいいよ、認めるよ。

 

考察・小ネタ

  • 光るマンタはおばあちゃんの化身

これはみんなすぐ分かると思う。たびたびモアナを導くように現れるマンタはおばあちゃんの化身であり、おばあちゃんの背中のタトゥーがそれである。

  • カカモラはどんな生き物?

「カカモラ。血に飢えた海賊だ。」これはカカモラの襲撃を受けたときのマウイのセリフだ。ココナッツを被った丸い体に短い手足を持つ生き物。どんな生き物?とは書いたけど考察の余地はない笑。完全にフィクションの生き物であり、特にモデルはないと思う。毒の吹き矢は、数ミリグラムでも大人一人を死に至らしめるヤドクガエルの毒レベルと考えられる。(何の話だよ笑)

  • デミゴッド、マウイ

マウイは人間の生まれだが、千年単位で生きている。親に捨てられてから神に見いだされ、釣り針を与えられたことで能力を得、半神半人(デミゴッド)になったという。人間の肉体で千年生きられるというのが少し疑問だけど、まあ日本流に例えるなら化け猫みたいなものなんじゃないかな。

 

みんな、早く見に行って!

 

結構長くなってしまいました。。ここまで読んでくれたみなさん、ありがとうございます。感謝のついでにひとつお願いがあります。

 

早く見に行ってください!!

 

そしてよければ映画の感想などコメントくださると喜びます。