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東大受験記その3 科目別~英語~

ごきげんよう、ダイナです。

 

 

先日、TOEICを受験した。

 

授業で英語を日常的に学ぶ機会のある中高生と比べると、普通に生活している大学生は英語に触れる機会が圧倒的に少ない。

斯く言うこの僕も例外ではないが。

 

しかし今回TOEICを受験するにあたり、そこそこまじめに英語を勉強しなおした。

 

そこで今回の記事では、大学受験を英語で乗り切ってきた僕が、(まだまだ勉強不足ではあるが)大学受験生向けに英語の勉強法について書いていこうと思う。

 

 

基本的な英語学習の流れ

 

オプションとしての内容にはなるが、なるべく早いうちに英会話教室に通うことをお勧めする。

僕は小学校の二年生のころからECCジュニアに通わせてもらっていた。

通い始めた当時、もちろん英語に関する知識はゼロだったが、教室ではとにかく「文法的な知識は度外視して英語を聴いたり話したりしてみよう」というスタンスで授業が行われていた(と、今では思う)。

そうすることで、英語を「面倒な勉強が必要な科目」ではなく「習い事」として受け入れることができた。

そして中学校や高校の授業で文法や語法を教わり、「ああ、あの時の文はこういう構造でできてたんだ」と、受験向きの認識の仕方もすんなり理解できた。

 

普通の学習方法とは順序が逆になってしまったかもしれないが、抵抗なく英語を学ぶにはまず「聴く」「話す」ことから始めるのが理想だと考えている。

(話すと言っても書いてあるものを音読すればいい)

 

大学受験までずっと、基本的な流れは一貫して同じだ。

聴く、読む、話す(書くときには文法の知識が必要なうえ、まずは最初の3つができていないといけない)。

これを繰り返すことが英語学習の一番の近道だろう。(本当に知識ゼロでいきなり英文を読むのは苦痛に感じてしまうだろうから、その時は英語のCDをかけて聞き流すくらいでも十分)

かといって、文法事項を勉強するのも、特に大学受験というフィールドでは重要だ。

ここで言いたいのは、文法を勉強しなくていいということではなく、あくまで最優先すべきことではないということ。とにかく 聴く、話す(音読する)、読む ことを優先しよう。

 

大学受験用の英語学習の流れ

 

ここでは大学受験用の学習法について書いていこう。

大学受験で必要になるのは主に 読む、聴く ことで、特に英文を素早く読んで内容を正確に理解することが重要になる。

素早くしかも正確に読むためには、まずはゆっくりでいいから正確に内容を理解し、徐々に読む量を増やしつつスピードを上げていくのがもっとも手っ取り早い。

ゆっくりと読み込んで文構造から内容までしっかり理解し正確に翻訳していくような読み方を精読と呼ぶ。

一方、素早く文章全体の概要をつかむ読み方を速読と呼ぶと、精読→速読の順に勉強していくといいだろう。

リスニングでは、ネイティブが話す音を聴くのは言うまでもないが、文章を自分で音読することも重要だ。音読は自分の耳を鍛えるのに加え、速読のトレーニングにもなる。

まあもちろん間違った発音をしていては意味がないのでそこは注意。

文法と単語は繰り返しが大事なので継続的に積み重ねていこう。

 

 

おすすめ参考書

 

先述した各項目ごとにおすすめの参考書を紹介する。

文法

高校などでは全員同じものを使うように斡旋されると思うので、それをそのまま使えば十分。例えばforestとか。精読の勉強をする際は常に参考にしよう。

一問一答のドリルとして使う本ではNextStageがおすすめ。こう書いてネクステージと読む謎のこだわりを見せる参考書。簡単な問題がとても多く載っていて確認に使える。

 

精読

ポレポレ英文読解プロセス50

この本では、短いが内容を理解するのは難しい英文を訳せるまでにしっかり読み込む勉強ができる。かなり難しい英文も載っているので難関大学志望者向け。

ポイントはどこからどこまで主語か、動詞はどれかしっかり意識することだ。塊ごとに線を引いて区切りながらじっくり読んでいこう。

精読の勉強をするときは主語述語、品詞などの文法の知識ををフルに活用すること。

 

速読

なんでもいいからとにかく読もう笑

東大志望者は東大の英語25か年で大量に過去問の文章を読んでおくといい。

 

単語

単語帳は一冊で十分。繰り返し取り組んで一冊を完璧にしよう。

長文読解と単語を同時に勉強できる速単がおすすめ。

 

リスニング

リスニングの教材は教科書付属のCDなどで十分だが、さらに高いレベルを目指す人や東大志望者にはキムタツシリーズをおすすめする。

ただし、志望校によって問題形式はさまざまなため、リスニング自体の力がついてきたら過去問で問題形式に慣れておくほうが優先。

 

 

さて、今回はここまでにしよう。

 

英語学習は僕自身も今後絶対に必要になるから一緒にがんばっていこう!